スマホで始める、もっと便利な健康管理
さて、最近はスマートフォン(スマホ)を持つ方が増え、私たちの生活はますます便利になっていますね。
実はそのスマホ、日々の健康管理や病院とのやり取りにも、とても役立つのをご存知でしょうか?
「スマホは難しそう…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れると本当に便利です。今回は、皆様が、スマホを使って病院をもっと身近に、そして便利に利用する方法を、具体的な例を交えながらご紹介します。
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病院に行く時間がない?そんな時は「オンライン診療」
「オンライン診療」という言葉を聞いたことがありますか?これは、スマホやパソコンのビデオ通話機能を使って、ご自宅にいながら医師の診察を受けられる仕組みです。
どんな時に便利?
* 定期的な診察で、症状が安定している場合
* 花粉症など、毎年同じ症状で薬が必要な場合
* 忙しくてなかなか病院に行けない時
* 体調が悪くて外出が難しい時
* 病院での待ち時間を短縮したい時
代表的なアプリ例
* CLINICS (クリニクス)

* クロン (curon)

これらのアプリは、対応している病院やクリニックで利用できます。事前にアプリをスマホに入れて、病院の指示に従って予約するだけ。画面越しに先生と顔を見ながら話せるので安心です。診察後のお会計もアプリでできたり、処方箋(しょほうせん)を近くの薬局に送ってもらえたりすることもあります。
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うっかり防止!「お薬手帳アプリ」で薬の管理をスマートに
病院で処方された薬、いくつもあって管理が大変…と感じることはありませんか?
そんな時におすすめなのが「お薬手帳アプリ」です。
紙のお薬手帳を、スマホで管理できる便利なアプリです。
どんな時に便利?
* 複数の病院から薬をもらっている場合
* 飲んでいる薬を正確に医師や薬剤師に伝えたい時
* 旅行先などで急に薬の情報が必要になった時
* 薬の飲み忘れを防ぎたい時(アラーム機能があるものも)
代表的なアプリ例
* EPARKお薬手帳
このアプリでは、薬局で受け取る調剤明細書にあるQRコードを読み取るだけで、薬の情報が自動で記録されます。手書きの手間がなく、情報も正確。いつでもスマホで確認できるので、「どの薬をいつから飲んでいるんだっけ?」という心配も減ります。災害時など、もしもの時にも役立ちます。
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【具体例】花粉症の時期、オンライン診療とアプリで乗り切る!
例えば、毎年春になると花粉症で目のかゆみやくしゃみに悩まされるAさんの場合を見てみましょう。
* 症状が出始める: Aさんは、今年も花粉症の症状が出てきました。毎年同じ時期に同じ症状なので、できれば病院に行く手間を省きたいと考えています。
* オンライン診療を予約: かかりつけのクリニックが「CLINICS」を使ったオンライン診療に対応していることを知り、アプリで予約。
* 自宅で診察: 予約時間になると、スマホを通じて先生とビデオ通話。症状を伝え、市販されていない、いつもの薬(例えば「ビラノア」)を処方してもらいました。
* 処方箋を薬局へ: 先生が処方箋のデータをAさん指定の近所の薬局へ送ってくれました。
* 薬局で受け取り: Aさんは都合の良い時間に薬局へ行き、薬を受け取ります。
* お薬手帳アプリに記録: 薬局で受け取った調剤明細書のQRコードを「EPARKお薬手帳」アプリで読み込み、今回の処方内容を記録しました。
これで、いつどの薬をもらったか、スマホでいつでも確認できます。
このように、オンライン診療とお薬手帳アプリを組み合わせることで、Aさんは自宅にいながら診察を受け、薬の管理も簡単にできるようになりました。特に花粉症の時期は外出が億劫になることもあるため、とても助かっています。
難しそう…と感じる方へ
新しいことを始めるのは、少し勇気がいるかもしれません。もし操作に不安があれば、ご家族や、スマホ教室などを頼ってみるのも良いでしょう。まずは簡単な操作から、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
スマホは、使い方次第で私たちの健康管理を力強くサポートしてくれる味方になります。今回ご紹介した方法が、皆様の、より健やかで便利な毎日の一助となれば幸いです。
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